WiMAXでクレードルは必要なのか実験してみた

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「クレードルの効果は?」
「費用対効果はどう?」
「本当に通信が安定する?」

モバイルWi-Fiの導入を検討中で、WiMAXのクレードルが本当に必要か悩んでいませんか?

この記事では、クレードルを利用するメリットやデメリットを詳しく解説し、通信環境や使用スタイルに合わせた選択のポイントを紹介します。

川浪 大典

私的には測定結果から、クレードルは不要と考えます。

クレードルによる有線接続の代替案も提案しているので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を書いた人
川浪 大典

光回線コンサルタント

大手光回線の訪問販売5年
常に売り上げトップ3位以内
5社を超える代理店に光回線の教育
スマホ,PC等の販売、初期設定3年
個人宅のWi-Fi調査500件以上
デジタル庁から【デジタル推進委員】に任命
一般社団法人 日本支援技術協会から【デジタルアクセシビリティアドバイザー】に任命

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目次

WiMAXでクレードルは必要か?

クレードルは、全ての人に必要というわけではありません。

クレードルを使ったとしても通信速度や品質が上がる保証はなく、クレードルの代用品や快適に使うためのコツを実施すれば不要だからです。

また、利用スタイルや環境によって、クレードルの恩恵を受けられるかが変わります。

川浪 大典

必要性を感じない限り、クレードルは不要です。

以下のポイントを参考に検討してみてください。

クレードルがおすすめの方

クレードルは有線LANポートが搭載されているため、パソコンやゲーム機を安定した回線で利用したい場合に効果的です。

しかしこれは教科書的な話であって、実際に使って目に見えるほどの効果があるかと言われると微妙です。

WiMAXでのクレードルの効果(実際に使ってみた)の章でクレードルありとなしの場合で実験しているので、参考にしてください。

有線にしたいのなら変換ケーブルで済む

クレードル購入の検討理由が有線接続にしたいからという場合は、「有線LANアダプタ」で済みます。

WiMAXの充電差込口からLANの差込口へ変換する有線LANアダプタがあるので、それを用意するだけです。

変換ケーブルは1,000円弱なのでクレードルより安く、コンパクトに持ち運べる点が魅力です。

川浪 大典

WiMAX機器の端子は主にタイプCなので、タイプC→LANに変換できるアダプタを購入しましょう。

速度を上げたい、安定させたいなら置き場所を考慮

通信速度や安定性を向上させたい場合、モバイルWi-Fiの設置場所が重要です。

遮蔽物が少なく、窓際の電波を受信しやすい位置に設置すると効果がでやすくなります。

「屋内でモバイルWiFiを快適に使うためのコツ5選」で解説しているので、詳しく知りたい方は参考にしてください。

自宅が主ならホームルーターにすべき

自宅での利用が中心な場合は、モバイルWi-Fi+クレードルではなくホームルーターがおすすめです。

なぜならホームルーターの方がモバイルWi-Fiよりも通信が安定しているので、広い家での利用や複数人での接続に有利なためです。

据え置き型にはなりますが、WiMAXのホームルーターなら契約住所以外の場所でもコンセントさえあれば利用できます。

そもそもWiMAXのクレードルとは?

WiMAXのクレードルとは、モバイルWi-Fi専用の拡張アクセサリーです。

外見はスタンドのような形状をしており、ルーター本体を乗せることで安定して設置できます。

主な役割は有線LAN接続や充電のサポートで、単なる台ではなく、機能を拡張するためのデバイスです。

WiMAXでのクレードルの効果(実際に使ってみた)

実際にモバイルWi-FiのWiMAXをクレードルを利用して測定してみました。

測定条件
  • 日時:平日15時
  • 場所:計測機器から0m/5mの距離
  • 計測条件:クレードル有・無し・有線で各3回
  • 周波数:5GHz利用
  • 測定サイト:Speed test by Ookla

3回の測定結果の平均値を下表にまとめました。

クレードル有無での数値の変化を次の章で解説します。

計測機器から距離0mで測定
条件下り上りPing
クレードルあり86.3Mbps4.76Mbps98.3ms
クレードルなし85.7Mbps0.73Mbps88.3ms
有線58.4Mbps3.24Mbps69.3ms
計測機器から距離5mで測定
条件下り上りPing
クレードルあり107.47Mbps4.13Mbps55.3ms
クレードルなし136.5Mbps6.52Mbps57.3ms

クレードル意味ない説

クレードルの有無では、上りの数値が顕著に変化がありました。

計測機器から距離0mでのクレードルありでは4.76Mbpsだったのが、クレードルなしにしたら1Mbpsを切ってしまいました。

しかし5m離れた所での測定では全く逆の結果になっており、クレードルの有無がいかに意味がないかを物語っています。

川浪 大典

有線にいたっては速度がむしろ下がっていますし、このPing値ではオンラインゲームはムリですね。

クレードルで速くなったという口コミもある

私の環境ではクレードルは全く意味がありませんでしたが、ネットに速くなったという口コミがあります。

結局のところ、利用環境にも左右されるので使ってみないと分からないというのが真理です。

引用 X
引用 X

クレードルを使うメリット

WiMAXのクレードルには、3つのメリットがあります。

  1. 有線接続できるようになる
  2. 通信品質の向上(と言われている)
  3. ビジュアル的に良い

自分にとってクレードルが必要かどうかを判断する材料にしてください。

それぞれ解説します。

1.有線接続できるようになる

クレードルを使用すれば、モバイルWi-Fiでも有線接続が利用できるようになります。

有線接続は、無線通信に比べて安定した通信が可能で、特にパソコンやゲーム機などでストレスなくインターネットを使いたい方に適しています。

たとえば、オンラインゲームのプレイ中や動画会議の際に、通信が途切れる心配を減らせる点が魅力です。

2.通信品質の向上(と言われている)

現行機種のクレードルには内蔵アンテナが搭載されており、通信速度や受信感度の向上に貢献します。

しかし口コミを確認すると、「そこまで効果はない」という方が一定数いるので、導入するかどうかは慎重に考えましょう。

引用 X
引用 X
川浪 大典

実際、私の環境でテストしましたが、劇的な変化は見られませんでした。

3.ビジュアル的に良い

クレードルを使えば、野暮ったくなりがちなモバイルWi-Fiをスタイリッシュに見せられます。

モバイルWi-Fiはそれ単体だと立たないので、設置場所でどうしても浮いた存在になりがちです。

部屋の雰囲気にもよりますが、クレードルを使えば統一感が出てインテリアに馴染みやすくなりますよ(常時時計表示されます)。

クレードルの購入場所

クレードルの購入方法は以下の通り。

  • 新規契約時に同時購入
  • au online shop
  • アマゾン、楽天市場等
  • 家電量販店
  • ヤフオク等

この中では、新規契約時に同時購入する方法が一般的です。

しかし後から追加購入しても何ら問題ないので、慌てて購入する必要はありません。

自分にとってクレードルが必要か十分に考えてからでも遅くないです。

クレードルは同時購入と後からの購入、どちらが得か?

クレードルは、新規契約時に同時購入したからといって安くはなりません。

そのため、クレードルを導入しても効果がない可能性を考慮すると、後から購入した方がリスクを下げられるという意味でお得です。

しかし最新機種の場合は二次流通数が多くないため、絶対にクレードルが欲しい方は同時購入した方が良いでしょう。

古い機種であれば、ヤフオクで頻繁に出品されているのでお得に購入できます。

対応ルーター機種クレードル型番価格(税込)
Speed Wi-Fi 5G X12NAR03PUU5,720円
Speed Wi-Fi 5G X11NAR01PUU3,795円
WX06NAD36PUU3,980円
WX05NAD35PUU4,054円
WX04NAD34PUU4,054円
WX03NAD33PUU3,921円

よくある質問

WiMAXのクレードルは必要か?についてよくある質問をまとめました。

WiMAXのクレードルの効果は?

クレードルを使うと通信速度や品質があがると言われていますが、そうではないことも多いです。

私の環境ではクレードルの効果は見られませんでした。

>>WiMAXでのクレードルの効果(実際に使ってみた)

WiMAXのクレードルはどこで買える?

WiMAXのクレードルは、auオンラインショップやアマゾン等で販売されています。

新規契約時に同時購入するのが一般的ですが、ネットで購入可能です。

>>クレードルの購入場所

クレードルを使うメリットは?

クレードルを利用するメリットは、有線接続ができるようになり通信品質があがる可能性があることです。

しかしクレードルがなくても有線接続はできるので、よく考えてから購入しましょう。

>>WiMAXでクレードルは必要か?

まとめ

「WiMAXでクレードルは必要なのか?」についておさらいします。

  • クレードルは代用品でまかなえる
  • 通信速度や品質向上はみられない(環境による)

WiMAXのクレードルは、利用スタイルや環境次第で必要性が変わるアイテムです。

有線接続や通信の安定性向上が期待できる一方、設置場所の工夫や変換ケーブルといった代替手段で対応可能なケースもあります。

また、自宅利用が中心ならクレードル導入で悩むよりは、ホームルーターを導入した方が良いです。

クレードルを購入する際は契約時のセット購入か、後からの追加購入かを自分にとって最適な選択を検討しましょう。

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