「動画が途切れる」
「屋内なのに繋がらない」
「いつの間にか携帯の通信になっている」
「モバイルWi-Fiを使っているけど、家の中だとつながりにくい…」という悩みを抱えていませんか?
屋内での電波トラブルを放置してしまうと、動画視聴が途切れる、リモート会議がスムーズに進まないなど、日常生活や仕事に影響を及ぼすことも。
放っておいて良くなることは基本ありません。対処しましょう。
この記事では簡単に実践できる解決策と、接続を安定させるためのモバイルWi-Fi選びのポイントを徹底解説します。
「ストレスフリーな通信環境を手に入れたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。
大手光回線の訪問販売5年
常に売り上げトップ3位以内
5社を超える代理店に光回線の教育
スマホ,PC等の販売、初期設定3年
個人宅のWi-Fi調査500件以上
デジタル庁から【デジタル推進委員】に任命
一般社団法人 日本支援技術協会から【デジタルアクセシビリティアドバイザー】に任命
屋内でモバイルWi-Fiを快適に使うコツ
快適に使うには、電波が全てです。
電波がしっかり届いているのかどうか?届いていないならそれに合った対処をしましょう。
- 窓際にモバイルWi-Fiを設置
- 周波数を5GHzに切り替える
- クレードルの活用で通信を安定化
- Wi-Fi中継機で広範囲をカバー
- パラボラアンテナを自作して利用
屋内環境は人によって異なるため完全に対処できない場合がありますが、少なくとも今よりは良くなるはずです。
それぞれ解説します。
1. 窓際にモバイルWi-Fiを設置
窓際にモバイルWi-Fiを設置すると、基地局からの電波を受信しやすくなり電波状況が改善される可能性があります。
Wi-Fiの強さは、壁や家具などの障害物によって弱まってしまいます。
特に、コンクリートや金属製の壁は電波を遮断しやすく、通信品質を低下させる要因です。
古いお家でよく使われている砂壁も、Wi-Fi電波の大敵です。
そのため、障害物の少ない窓際に設置すれば電波の受信感度が向上し、安定した通信が期待できます。
また、窓際に置く際は、なるべく高い位置に置いたほうが広範囲に届きやすくなります。
2. 周波数を5GHzに切り替える
Wi-Fiの周波数には主に2.4GHzと5GHzの2種類があり、それぞれに特徴があります。
周波数による違いを理解せずに接続している方がいます。
自分の環境ではどちらが良いのか、比較してみて体感的に快適な方を使用するようにしましょう。
- 2.4GHzの特徴
-
- 広い範囲での接続が可能
- 電波干渉が発生しやすく、接続が切断される可能性
- 5GHzより通信速度が遅い
- 5GHzの特徴
-
- 高速通信が可能
- 安定した通信
- 電波の届く範囲が狭い
3. クレードルの活用で通信を安定化
クレードルとは、モバイルWi-Fiを置くためのスタンド型の拡張機器のことです。
充電しながら利用でき、有線接続もできるようになります。
有線接続すれば、Wi-Fi接続時に発生しがちな電波干渉や遅延を回避し、安定した高速通信が可能です。
一部のクレードルにはアンテナが搭載されており、クレードル単体よりも広範囲からの電波を効率的に受信できます。
ただしクレードルの効果はイマイチです。あまり期待しないほうが良いでしょう。(実体験済み)
4. Wi-Fi中継機で広範囲をカバー
Wi-Fi中継機は、電波の届く範囲を拡大する機器です。
中継地点で弱くなったWi-Fi電波を増強し、遠くの部屋まで電波を届けられます。
しかし、Wi-Fi電波が弱くなりすぎた場所で中継してもうまく中継できず、思ったほどの効果が得られません。
色んな場所で試して、どこに設置するのが最適なのか試してみると良いでしょう。
電波の強さを可視化してベストな位置に設置したい方は、「Wifi Analyzer」というアプリで可能です。
中継する地点でのWi-Fiの電波強度は、-60から-70dBmが限度(中継機のスペックにもよります)なので、良い中継地点を見つけましょう。
パラボラアンテナを自作して利用
自作のパラボラアンテナを利用すると電波受信感度を向上し、通信速度アップや安定性が向上する可能性があります。
速くなる理由は、パラボラアンテナが基地局から来る電波をWiMAX端末へ向けて反射させて1点に集中させているからです。
材料は100円均一で揃うので、安く試せます。
- 金属製のボウル
- 吸盤付きのラック
- ボウルを固定する台座
台座はボウルが固定できれば何でも良いです。
ラックにモバイルWi-Fiを載せて完成です。
工具なしで簡単に出来るので、試してみては。
検証したら1.4倍ほどの通信速度の向上が見られたという方が、動画を上げています。
それでも通信環境が改善しない場合
ここまで色々対処をして通信環境が改善しないのであれば、お住いの場所に契約中のモバイルWi-Fiの電波が届いていない可能性があります。
この場合は最終手段として、他社プロバイダーへの切り替えを検討しましょう。
LTEの場合は、キャリアによって提供エリア、基地局数と設置場所が違うので、他キャリアに乗り換えすれば通信品質が向上する場合があります。
WiMAXの場合は、すべてのプロバイダが同じ電波を利用しているためWiMAX間で乗り換えても意味がありません。
- LTEを使用している方は他キャリアのLTEか、WiMAXプロバイダに変更
- WiMAXを使用している人はLTEを使用するプロバイダに変更
Broad WiMAXは乗り換え時の違約金を40,000円まで補てんしてくれるので安心です。
屋内で繋がりやすいモバイルWi-Fiの選び方
モバイルWi-Fiを屋内で快適に利用するためには、各通信事業者が使用する周波数帯の特性を理解し、適切なサービスを選択することが重要です。
周波数の種類と特性、各通信事業者ごとの周波数利用状況を解説します。
周波数帯とその特性
- プラチナバンド(低周波数:700~900MHz帯)
-
壁や床などの障害物を透過しやすいため、屋内や地下でも電波が届きやすい。
ただし、通信速度は高周波数帯と比較するとやや遅くなる傾向があります。
- 中~高周波数帯(2.5GHz、3.7~28GHz)
-
通信速度が速い反面、障害物に弱いため屋内では電波が届きにくい。
屋内や地下鉄などの入り組んだ場所では、プラチナバンドが利用できるモバイルWi-Fiが良いです。
各通信事業者ごとの周波数帯利用状況
WiMAXはauの電波、Y!mobileはSoftBankの電波を使えるようになっています。
通信会社が使用できる周波数 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
700MHz | ||||||
800MHz | ||||||
900MHz | ||||||
1.5GHz | ||||||
1.7GHz | ||||||
2GHz | ||||||
2.3GHz | ||||||
2.5GHz | ||||||
3.4GHz | ||||||
3.5GHz | ||||||
3.7/4.5GHz | ||||||
28GHz |
まとめ
モバイルWi-Fiを快適に使うコツについておさらいします。
- 窓際にモバイルWi-Fiを設置
- 周波数を5GHzに切り替える
- クレードルの活用で通信を安定化
- Wi-Fi中継機で広範囲をカバー
- パラボラアンテナを自作して利用
上記の方法を試しても改善が見られない場合は、プロバイダー変更を検討するのも一つの手段です。
最適な通信環境を見つけて、快適なインターネットライフを送りましょう!