【元勧誘員が語る】ソフトバンク光→NURO光乗り換え電話勧誘の実態

NURO光の代理店から、電話勧誘や飛び込みで営業された方は多いのではないでしょうか？

その時のみなさんの感情は「呼んでねえよ！」「今、忙しいわ！」などマイナス感情が大半でしょう。

訪問販売員を長くやっていると、悪質な営業方法をどうしても知ってしまいます。

そしてその手法は電話勧誘やチラシなどにも使われています。

この記事では、ソフトバンク光やNURO光を訪問販売で数百件売ってきた僕だからこそ知っている闇（事実）をお伝えしていきます。

勧誘のキャンセル方法や契約してしまった場合の対処を解説するのはもちろん、ソフトバンク光の速度や料金に不満があり、NURO光が少し気になっている方への注意喚起も解説するので参考になれば幸いです。

ではさっそくこの記事の結論です。

ソフトバンク光からNURO光への乗り換えは（一部理由を除いて）おすすめだが、申込先は吟味すべき。

ソフトバンク光より安くて速いネット環境にしたいなら、２ヶ月間NURO光をお試しできるサービスがあるので試す価値アリです。

まずはNURO光とソフトバンク光をしっかり比較したい方は以下の記事が参考になります。

NURO光からの勧誘電話は詐欺ではないが真っ黒

「勧誘電話＝詐欺」ではないですが、勧誘電話経由での申込みの方が詐欺まがいが多く悪質なイメージです。

何千人もの光回線の契約状況を見てきましたが、ひどい契約をしている人のほとんどは勧誘電話で契約した人です。

２０２０年度のFTTHサービスに係る苦情相談の約半数は電話勧誘に起因。
苦情相談の内容は、勧誘時の事業者の説明と利用者の認識の齟齬により生じているものが多い。

総務省 2021年度消費者保護ルール実施状況のモニタリング

「申し込んでも特典が貰えない、約束が違う、説明がデタラメ」などのリスクがあるので勧誘電話での申し込みは絶対にやめましょう。

NURO光の勧誘電話でよく使われるフレーズ５つ

以下の５つがNURO光の勧誘電話でよく使われるフレーズです。

訪問販売などにも共通するフレーズがあり、これが使われた時点で悪質代理店確定です。

特定商取引法違反の恐れがあるので、一切話しを聞かないようにしましょう。

①～⑤をそれぞれの詐欺ポイントを解説していきますね。

「ソフトバンクから情報をもらい承諾を得てお電話しています」

はい、そんなわけがないです。

これをソフトバンクがやっていたら、それはもう個人情報保護法違反です。

一人あたり数千円から数万円の罰金があるので、これが本当ならとんでもない額の罰金がソフトバンクに課せられてしまいますね。

「ソフトバンクをご利用中の方へ料金改定のお知らせです」

このセリフであたかもソフトバンクを使っているのを知っていたかのように勧誘電話をしてきます。

そうすることによってお客は「あ、自分のことを知っていて電話しているんだ」という心理になり、話を聞いてしまいます。

なぜ勧誘者がソフトバンク光利用者に絞っているかというと、事実としてソフトバンク光よりNURO光の方が安くなるので、ソフトバンク光利用者が一番勧誘しやすい見込み客なのです。

※ソフトバンク光じゃなくても勧誘してきます。

「モデムを交換するだけでソフトバンクのまま料金が安くなります」

真っ赤な嘘です。

乗り換えするには以下の手続きが必要です。

乗り換えは多少なりとも苦労します。

それをモデム交換だけでっていうのはおかしい話ですし、そもそもソフトバンクのままじゃないですね。

「現在ご利用中の1ギガサービスを2ギガサービスに変更することで利用料金が安くなります」

これは「NURO光」というワードを使わず、「サービス変更」という表現をすることでお客の乗り換えの意識をなくすトークです。

本当なら「NURO光にすることで、利用料金が安くなる可能性があります」と言わなければいけませんね。

「回線をNUROへ変更しても携帯電話とのセット割は継続できます」

これは事実ですが、再度オンラインやショップで申請しないとセット割は適用されません。

乗り換え後のこともしっかり説明がないようでは、悪質と言われても仕方ないですね。

勧誘電話や訪問販売員がきた時の注意点5つ

大前提、ガチャ切りや無視が一番有効です。

しかしあえて話を聞くのでしたら、以下の5つに気をつけましょう。

• すぐ契約しない
• あいまいな返事をしない
• 会社名などの相手の情報を確認する
• 家族に相談する
• 威圧的に追い払わない（結構重要）

ソフトバンク光を含む、光回線業者（プロバイダー）が重要な電話をしてくることはありません。

重要なことは郵送で通知してきます。

すぐ契約しない

いくら魅力的に聞こえてもすぐにその時に契約しないようにしましょう。

「今だけキャンペーンで～」などと言ってくると思いますが、全部スルーするのが基本です。

光回線業界の「今だけキャンペーンで～」は大抵いつでもやっています。

勧誘員が勝手に言っているだけで、不実告知違反にあたります。

あいまいな返事をしない

勧誘員の中には気の弱い方や、光回線の知識がない方を狙っている人がいるので、ハッキリと自分の意志を伝えるのが重要です。

悪質な勧誘員だと、あいまいな返事をすると言葉で畳み掛けてきて契約をせまってきます。

会社名などの相手の情報を確認する

会社名はしっかり聞いておきましょう。

言わなかったら「事業者の氏名等の明示（法第３条）」違反なので、付き合う必要はないです。

家族に相談する

自分一人で判断できない場合は、家族に相談しましょう。

家族に相談する旨を伝えても勧誘を続けてくる場合は「再勧誘の禁止等（法第３条の２）」違反です。

威圧的に追い払わない

主に訪問販売員への対応の注意事項になりますが、訪問販売員だからといって無下に追い払うようなことはやめましょう。

訪問販売員も人間です。訪問販売員が嫌いだからといっていきなり怒鳴るとかしたら販売員も頭に血が登ることがあるかもしれません。

報復の可能性はゼロじゃないので、絶対にやめましょう。

お客さんに無礼を働いたなら販売員が悪いですが、そうでもないのに販売員に悪口を言ったり、必要以上に強い口調で断るのはお互いに気持ちよくないですよ

NURO光の勧誘電話で契約してしまった場合のキャンセル方法

勧誘電話での契約は冒頭でお伝えした通り、トラブルになるのでおすすめしません。

もし契約してしまったら以下の対処でキャンセルしましょう。

勧誘してきた代理店に電話してキャンセル

勧誘してきた代理店に電話してキャンセル意志をハッキリ伝えましょう。
→繋がらない場合はNUROサポートデスクに電話

高確率で引き止めに合うでしょうが、折れないようにしましょうね。

数日後にNURO光サポートデスクにキャンセルできているか確認の電話をいれましょう。

実際はキャンセルされずにそのままNURO光に申し込まれてしまっていることもあるので・・・。

高齢者しか住んでない家に呼んでもないのに来て、使いもしない光回線を契約させる糞セールスはやめろ。キャンセルしたのに支払い方法登録要請の封書を送ってくんな。婆さん怯えてたぞ。そして問い合わせ電話くらいすぐ出ろやnuro光。

— 河合健也 (@yuraritown) December 28, 2022

↑代理店側の気持ちとしては、こっちでキャンセル処理するくらいならこのまま申し込みを進めて、開通したらラッキーくらいにしか思っていないと思います。

NURO光サポートデスクへ電話

電話勧誘で契約してからNUROサポートデスクへ速く連絡しすぎてもお客様情報が反映されていない可能性があります。

なぜなら「エントリー」という作業が代理店側であり、それをするとNURO側でお客様情報が確認できるようになります。

なのでエントリー前にサポートデスクに電話しても、「NURO側では申し込みされていません」ということになってしまいます。

電話勧誘してきた代理店次第ですが、2~3日経ってから電話した方が2度手間じゃないかもしれません。

消費者ホットラインに電話

いつまで経ってもNURO光に契約情報が反映されない場合、代理店が個人情報を不正に利用している可能性があります。

その場合は消費者ホットラインに電話しましょう。

お近くの消費者生活相談窓口を紹介してくれます。

キャンセルは工事さえしなければ大丈夫

消費者保護ルールの中に初期契約解除制度があります。

契約書面受領日から８日以内に、契約解除を行う旨のハガキ等の書面を発することにより、利用者の都合のみで契約を解除することができます。

総務省　初期契約解除制度

契約書面というのは契約した代理店ではなく、NURO光から郵送されてくる書面です。

届くのは１週間くらい先ですし、さらにそれから８日間契約解除できるのでゆとりがあります。

なので必要以上に焦ることはないので、落ち着いて対処しましょう。

元訪問販売員目線の公平な立場での意見（ぶっちゃけトーク）

正直、勧誘電話や訪問販売で悪質な勧誘をしてしまいたくなる気持ちは分からなくもないです。

しかし勧誘する側もされる側もお互い人間です。

「お互いに」感情的にならず適切な対応をしてもらいたいものです。

NURO光自体は悪いサービスではない

なぜここまでソフトバンク光からNURO光への乗り換え勧誘が多いのかというと、事実ベースでメリットがあるからです。

NURO光が「ソフトバンク光より速くて安い」という事実です。（戸建プラン）

	ソフトバンク光	NURO光
月額	5,720円	5,200円
通信速度	1Gbps	2Gbps
平均速度	下り293Mbps 上り311Mbps	下り591Mbps 上り600Mbps
おうち割	最大1,100円	最大1,100円

年間で6,000円の節約ができ、速度が速くなる可能性もあります。

ソフトバンク光からNURO光にするメリット

ソフトバンク光からNURO光にするメリットは以下の３つです。

それぞれ解説します。

ソフトバンク光よりNURO光は速い

ソフトバンク光の平均速度300Mbps程度に対して、NURO光は600Mbpsという2倍近くの数値が出ています。

600Mbpsは普通の回線ではなかなかでない数値なので、以下に優れているかが理解できると思います。

下表はユーザーによる平均値です。

	ソフトバンク光	NURO光
通信速度	1Gbps	2Gbps
平均速度	下り293Mbps 上り311Mbps	下り591Mbps 上り600Mbps

ソフトバンク光よりNURO光は安い

ソフトバンク光の戸建て向けプランが5,720円ですが、NURO光は5,200円なので年間で6,000円も変わってきます。

NURO光はおうち割が適用される

NURO光はソフトバンク光のおうち割が適用できます。

条件や割引額もソフトバンク光と同じで、ソフトバンクスマホを利用していて光電話の契約があれば1台あたり550円～1,100円の割引が適用されます。

ソフトバンク光からNURO光にするデメリット

ソフトバンク光より速くて安いNURO光ですが、ソフトバンク光から乗り換えるにあたって以下３つのデメリットが存在します。

それぞれ解説していきます。

必ず速度が速くなるわけではない

NURO光は口コミで「遅くて使い物にならない」、「切れる」などの口コミが非常に多いです。

しかしその一方で普通に使えてる人もいます。

というか世間的にはそっちの人の方がもちろん多いはずです。（でないとサービスとして成り立たない）

速度に関しては利用する地域や設備の問題があるので、契約する前から速い、遅いはわからないのが真実です。（これはどの回線でも同じ）

NURO光は速度の遅さで炎上している

以前NURO光に対して集団訴訟の話がでていました。

利用者数が多くなりすぎて、設備が追いついておらず速度が遅くなってしまったんですね。

段々と改善傾向にはあるよう

かなり炎上したので、NURO光は設備増強をはじめています。

 ネットワーク設備増強予定

以前ほど遅い、切れるという心配は少なくなりそうです。

そもそもNURO光の提供開始初期に契約するようなユーザーはネット環境にシビアな層でしょう。

そういう方たちはツイッター、2chも活用するのでネット上の声が大きいので瞬く間に炎上しました。

工事費が高い

光回線の工事費はどの回線業者も大体2万円前後ですが、NURO光の工事費は２倍以上の44,000円します。

途中で解約するとそこそこ高い残債が請求されるので注意が必要です。

開通まで時間がかかる

通常の光回線の開通工事は、1回で完了しますが、NURO光は工事が2回あります。

なので開通するまで日数がかかります。

条件によっては1ヶ月程度で開通する時もありますが、あまり期待はせずに2ヶ月はかかると思っていたほうがいいでしょう。

ソフトバンク光からNURO光にするリスクリワード

上の章で挙げたソフトバンク光からNURO光に乗り換えるメリット・デメリットをひとつにまとめると以下になります。

とはいえ僕のお客さんの情報では、速度はあんまり変わらなかったという方が多かったです。

また高額な工事費残債は、２ヶ月のお試し期間があるから気にしなくて大丈夫です。

リスクも問題なし！NURO光はお試し期間がある

NURO光を使って、もしソフトバンク光よりも極端に速度が遅くなってしまった場合でも２ヶ月間のお試し期間があるので問題ありません。

その期間で速度に不満があるなら契約解除料、工事費残債無料で契約解除できます。

 公式サイトで実施中です。

もしNURO光が遅かったらソフトバンク光を継続すればいいので、お試し前にソフトバンク光を解約してはダメですよ

次の章ではNUROのお申込み先や手順をお伝えしていきますね。

NURO光に乗り換えるなら公式サイト一択

昔はネット代理店もありましたが、現在は公式サイトからしか申し込みができなくなりました。

選択肢は減りましたが、その分迷うこともなくなったのでいいと思います。

NURO光に公式サイトから乗り換えると以下の特典がつきます。

それぞれ解説しますね。

45,000円キャッシュバック

こちらの特設ページからNURO光を申し込むと、キャッシュバックが自動で適用になり、開通11ヶ月後に45,000円がキャッシュバックされます。

他社に比べて高額キャッシュバックです。

申し込み窓口	キャッシュバック特典
	金額		条件
	ネット	ネット+電話	申請・手続き	還元時期	オプション加入有無
ソニーネットワーク コミュニケーションズ	45,000円		11ヶ月後のメールにて	申請当日～数日後 →大体12ヶ月後	不要

他社の解約金、残債等を最大60,000円還元

他社の解約に関わる費用を現金で最大60,000円まで還元してくれます。

60,000円というのはソフトバンク光であれば、契約直後に解約するレベルの費用です。

ざっくり計算すると、解約違約金が約6,000円、回線工事費残債が最大31,680円、テレビ工事費残債が29,700円で計60,000円といったところです。

44,000円の工事費が実質無料

実質無料とは、工事費用の分割払い額と同額が月額料金から割り引かれます。

なので工事費は実質かかっていないですという仕組みです。

経過月	分割払い額	割引額
１ヶ月目	1,230円	▲1,230円
2〜36ヶ月目	1,222円	▲1,222円
合計	44,000円	▲44,000円
差額	実質無料

NURO光の申込手順（乗り換え手順）

NURO光を開通→ソフトバンク光解約の流れです。

最初にソフトバンク光を解約してしまうとインターネットが使えない期間が発生してしまいますからね。

まとめ

最後に「ソフトバンク光→NURO光乗り換え電話勧誘の実態」についてのまとめです。

ソフトバンク光ユーザーにNURO光の勧誘電話が多いのは明確なメリットがあるからです。

NURO光はソフトバンク光より安いし、速度も早いです。

しかし勧誘電話の仕方がよくない、トラブルが多すぎるのでNURO光にする際は高額キャッシュバックもある公式サイトがおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。